NBAが好きなアルビサポのブログ

アルビレックス新潟の事を中心に書いていきます。たま~にNBAネタを挟みます。浅い知識で偉そうに書いていくスタイルです。

第4節 松本山雅FC戦

再開後初勝利

 

前節5失点を喫したアルビはスタメン4人を入れ替えての松本戦

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サブ:GK大谷 DF大本・早川・堀米 MFシルビーニョ・ロメロ・高木 

 

田上が左SBに入り、至恩と島田が今季初スタメン。そしてペドロ・マンジーがついに登場しました。ここまでキーマンになっていたゴンザレスがベンチ外でしたが、ケガでしょうかね。

3節まではゴンザレスがCBの間に入り、ビルドアップの形をとることが多かったですが、松本戦の前半は左SBの田上がSBとして幅取りせず、舞行龍とマウロと3CBを形成してのビルドアップを目指す形。守備時は普通に442でしたね。

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ただこの3CBの形でのビルドアップはそこまで有効ではなかった印象。

松本のシステムと噛み合う形となるため、アルビの最終ラインにすんなり同数で圧力をかけられてしまいます。また左に入る田上が右利きのため、どうしても淀みが生まれてしまう事が多かった。田上の能力の問題ではなく、利き足の問題ですね。4バックでも左CBに左利きがいるだけで大きく変わってくるので、ぜひとも欲しい左利きCB。

試合はどちらのペースとも言えない中、前半33分にCKから田上のボレーで先制。

難しいボールを上手く捉えた素晴らしいゴール。田上の身体能力の高さが生きた場面でした。

そして前半終了間際から3CBでのビルドアップではなく、田上も右SBの新井と同様に幅を取る形を採用。ボランチが流動的にCBを助ける形をとるため、相手もマークしずらくなっていたような気がします。

 

後半は追いかける松本の圧力が増し、危ないシーンもありました。

アルビは442でブロックを敷いての守備ですが、相手ボランチにプレッシャーを掛けたいけど、そうすると相手シャドーのマークが空いてしまうため、アルビは守備時の重心を上げられない状況が続きます。

53分のPK疑惑も、マウロが相手シャドーにつり出されたスペースを上手く使われた場面でした。松本からしたらPKにならなかったのは不運でしたが、スローで見ると新井が先にボールに触れている様に見えるし難しい判定でしたね。

アルビは重心を上げず、442のブロックで守るにしても、もう少しボールの取りどころを作り出したい所でした。

それでも前節までは途中で集中が切れて得点を許していたわけで、松本戦は最後まで集中し、1得点を守り切り勝利。

守備の要の舞行龍が67分に足をつり交代したときは不安になりましたが、GK藤田も好プレーを見せてくれましたし、交代で入った早川、高木、ロメロも良かった。

 

試合スタッツ

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支配率は上回ったけど、試合を支配出来てはいなかった。松本が支配していたわけでもないけれど。

こういった試合を無失点で乗り切り、1-0で勝利は大きいですね。前節5失点しているわけだし、藤田も自信がつくでしょう。

ついにベールを脱いだペドロ・マンジーは献身的だし良さげだけど、ファーストチョイスには程遠い。それだけファビオと新太の存在感が大きい。

島田も良かった。アルビの中盤では貴重な左利きで、運動量とパスの安定感がある。そしてセットプレーでのキックの質の高さ。実際、島田のCKからゴールが生まれたわけで、近年アルビに不足していた良質なキッカーです。

そして個人的に注目しているのが新井。再開初戦となった甲府戦ではミスもあったけど、それ以降は安定したプレーを披露しています。クロスの質も高いし両SBをこなすなどチームに貢献。もちろん大本の推進力も魅力なんですけどね。

 

次節は町田戦。442システムでのプレッシングが強力で、それを掻い潜るのは現状のアルビでは困難な気がする。過密スケジュールでもあるし、アルベルト采配に注目ですね。