ホニ問題に進展
実力は当たり外国人選手だったけど、アルビ史上最大の問題児となったホニ。
そのホニ問題が解決に向かっているようです。
簡単に時系列で見てみると
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・2017年1月 アルビがクルゼイロに1億4千万円を支払い、ホニの保有権80%を取得し、完全移籍オプション付きのレンタルの形で加入。
・2017シーズン終了。アルビJ2降格。アルビはホニに完全移籍オプション(3年契約)を行使しようとするも
ホニ「アルビとは1年だけの契約だよ。もう日本には戻らないよ」
と、勝手にブラジルに戻る。
・2018年1月ボタフォゴがホニの獲得を発表。
アルビ「ホニはうちの契約下にあるよ。契約解除するならお金払ってね。契約解除金設定額は10億円だよ」
ボタフォゴ「話が違う」
クルゼイロ 「うちもよく分からん」
ホニ「アルビとの契約内容ワカラナイ。二ホンモドラナイ」
・ボタフォゴがホニ獲得から撤退。泥沼化。クルゼイロも白旗をあげる。
・2018年3月 ホニが戻らぬままアルビはJリーグに選手登録
・その後ブラジルのクラブと交渉を行うも移籍成立せず
・ホニ「僕はクルゼイロともアルビとも契約してないよ。僕はフリーだ。だいだいアルビの不手際が悪いんだ!」
・FIFA介入
FIFA「まだよく分かんないけど、とりあえず国際移籍証明書は発行するよ」
・2018年7月 ホニがアトレティコ・パラナエンセに移籍。
・2018年9月 アルビはFIFAに提訴すると発表
・2019年3月 FIFAに提訴
・2020年7月13日 FIFAよりホニとアトレティコ・パラナエンセに対しての処分を発表
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【アルビ公式】
公式サイトに「ホニ選手への提訴に関するお知らせ」を掲載しています。FIFAからホニ選手およびアトレチコ・パラナエンセに対し裁定が下されています。当クラブでは、本裁定を受け、臨時取締役会を開催し、今後の対応を検討する意向です。https://t.co/bEkAYeQQYI #albirex
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) 2020年7月14日
■裁定内容
・ホニ選手に対する4か月間の公式戦の出場停止および移籍の禁止。
・CAPに対する今後2回の移籍ウィンドーにおける、新規選手登録の禁止。
・上記の両者に対して、当クラブへの賠償金の支払い。
【ブラジル記事】
ブラジルの記事ではホニ個人に対して1.2億円を30日以内にアルビに支払う判決と出ています。ホニ払えるのかな?
そしてホニをフリーで獲得したアトレチコ・パラナエンセのアルビに対する賠償金がいくらになるのか。
上記の地元記事では2020年2月にホニをパルメイラスに600万ユーロで取引したとあります。600万ユーロって約7億くらいかな。正直それをそのままもらいたい所。元々契約解除金は10億なわけだし、それを考えれば安いもんだろ。
まぁでもすんなり払わないでしょう。パラナエンセは上告するみたいな話もあるし。
アルビ側としては以前の是永社長の話しぶりからも落ち度はなさそうだし、この結果は当然なのでしょう。とりあえずFIFAから正式に判決が出たわけで、あとは賠償金をいくら引き出せるか。ブラジルのクラブもコロナショックを受けているし、妥協点を見つけなきゃいけないかもですがね。
ただ今回のホニ問題は有効な契約を選手のわがままで無効にしようとした大事件なわけで、ほかのJリーグクラブのためにもアルビには毅然とした対応を期待したいです。